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Chromebookのセキュリティは万全?対策方法や注意点を解説

更新日:2024年01月11日
Chromebookのセキュリティは万全?対策方法や注意点を解説
Chromebookのノートパソコンを使うにあたって、セキュリティ対策の必要はあるのか疑問に感じていないでしょうか。

この記事では、Chromebookにおけるセキュリティ対策方法や注意点について解説します。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
日本PCサービス株式会社カスタマーサービス部 部長 兼 NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、日本PCサービス株式会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

ChromebookはGoogleが展開しているChrome OS搭載パソコン

Chromebookとは、Windowsやmac OSではなくChrome OSというGoogle開発のOSを搭載しているパソコンです。

Chromebookは様々なパソコンメーカーが展開していて、近年では子供向けの学習用パソコンなどにも広く採用されるため見かける機会も増えてきています。

できることは主にGoogle Chromeの利用、Androidアプリが使える機種もある

Chromebookは通常のWindowsなどのパソコンと違い、基本的にGoogle Chromeを使って様々なことを行うしくみになっています。
Google Chromeでできることであれば、Webサイト閲覧に限らず動画の再生やOffice文書の編集、動画・画像編集なども行えます。

またChromebookの中には、Google Playストアを利用してAndroidアプリをインストール・利用できるものもあります。
Androidアプリに対応している機種なら、Chromeでは動かせないゲームアプリや電子書籍アプリ等様々なコンテンツを利用できることも見逃せません。

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パソコンを使う時は、セキュリティ対策を万全に行うことが大事

パソコンを使う時に重要となるのは、セキュリティ対策です。
パソコンを使っていると、インターネットやUSBメモリ、CD-ROMなど様々な媒体を通してウイルスなどの悪質なプログラムが入り込んでしまう可能性があります。

もしもウイルスなどに感染すると、個人情報を盗まれて勝手に誰かに使われてしまったり、パソコンがまったく動かなくなってしまったりなど様々なトラブルが発生してしまいます。
セキュリティ対策をしっかり行って、安全にパソコンを使えるように準備を整えておきましょう。

Windows10や11には、標準でセキュリティ対策機能が搭載されている

Windows10やWindows11では、パソコンのOSに標準でセキュリティ対策機能が搭載されています。
Windowsではパソコン内部をチェックしてウイルスを検出したり、外部から悪質なウイルスなどが入り込むことを防いだりすることが可能です。
またMacでも、外部からの侵入や追跡を防いだり暗号化でデータを保護したりといったセキュリティ対策機能は標準で搭載されています。

Chromebookの利用にあたって、セキュリティ対策は必要?

Chromebookでも、WindowsパソコンやMacと同様に様々なセキュリティ対策機能が標準で備わっています。
無理にセキュリティ対策ソフトなどを導入しなくても、標準の状態でウイルスなどからパソコンを保護することが可能です。

Chromebookにおけるセキュリティ対策機能について、解説します。

Chromebookは、設定不要・自動更新で常時最新のセキュリティ対策が行われる

Chromebookでは、OSの状態を最新に更新しておくことで常に最新のセキュリティ対策を行えます。
Chromebookは基本的にアップデートが自動で行われるので、気づかない間にも安全にインターネットなどを利用できる状態が維持されています。

なかなか自動アップデートが行われないなどの理由から手動でアップデートを行いたい場合は、Wi-Fiに接続した状態で時刻ボタンをクリックし、設定画面の「Chrome OSについて」を開きましょう。
「アップデートを確認」ボタンをクリックすれば、アップデートファイルがある場合はアップデートが行われます。

Chromebookは「サンドボックス」環境で、ウイルスを封じ込められるしくみ

Chromebookは、ウェブページやアプリケーションがそれぞれ制限された環境として個別に動く「サンドボックス」環境となっています。

万が一ウイルスが含まれるWebサイトなどを開いてしまったとしても、ブラウザ内のタブ1つ以外には基本的に影響を及ぼすことがないため、どんどんウイルスがパソコン内に蔓延していくことを防げるため安心です。

Chromebookの起動時にも毎回「確認付きブート」が行われる、データも暗号化されている

Chromebookには他にも様々なセキュリティ対策機能があり、例えばChromebookの起動時には毎回内部システムのチェックが行われます。

もしいつの間にか悪質なウイルスなどが入り込んでどこからおかしくなるなどしていても、起動時のチェックで自己修復が行われるので心配はありません。
またChromebookに保存したファイルなどはすべてデータが暗号化されるので、誰かに内部を覗き見られてしまうこともありません。

トラブル時は復元モードを使って状態を戻せる

Chromebookには復元機能があり、正常に動かせなくなってしまってもOSを再インストールして問題を解決できます。
Chromebook内に保存していたファイルなどは消えてしまうことには注意が必要ですが、最終手段としてリセットができることは大きなメリットです。

トラブル時はEscキーと更新キー、そして電源ボタンを同時押ししてChromebookを起動し、「インターネット接続を使用して復元します」から復元を行いましょう。
インターネットを利用できない場合も、他のパソコンのChromeから「リカバリ拡張機能」で復元用のUSBメモリを作成・Chromebookに接続することで復元ができます。

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注意!Chromebookの自動更新は期限が設定されている

Chromebookでは最新バージョンのOSがインストールされていれば常時セキュリティ対策ができますが、ChromebookにはOSを更新できる期限・自動更新ポリシーが設定されています。

Google公式サイトより、使っているChromebookの自動更新ポリシーがいつまでかを確認可能です。
例えばASUSのChromebook・C202SAは2016年に発売された機種ですが、発売から約6年が経過した2022年6月で期限が切れます。

自動更新ポリシーの期限が切れると、セキュリティ対策も万全ではなくなる

Chromebookの自動更新ポリシーの期限が切れてしまうと、最新のOSに更新できなくなるため必然的にセキュリティ対策も万全とは言えない状態になってしまいます。

Chromebook向けに、セキュリティソフトのウイルスバスタークラウドが存在する

ESETやノートンなど色々なセキュリティ対策ソフトがWindows等のパソコン向けに存在していますが、Chromebook向けのものはあまり多くありません。

Chromebook向けのOS標準機能以外のセキュリティ対策としては、ウイルスバスタークラウドが存在します。
Chrome OSの拡張機能としてインストールし、Web上のウイルスなどからパソコンを守ったり、詐欺メールの対策や広告のブロックなどを行ったりすることが可能です。
Chrome OS標準のセキュリティ対策ではまだ万全ではないと感じる方は、必要に応じて利用してみましょう。

しかし、セキュリティ対策ソフトは本体のセキュリティアップデートを適応した上で使用するのが原則で、自動更新ができなくなってしまうと十分なセキュリティ対策ができなくなってしまう点は抑えておきましょう。

その他、Chromebookで行いたいセキュリティ対策

Chromebookを利用するにあたって行いたい、様々なセキュリティ対策について解説します。
標準のセキュリティ対策機能などと合わせて、活用してみましょう。

怪しいWebサイトやメールなどは開かない

パソコンでは怪しいWebサイトやメールに添付されていたプログラムなどを開いた結果、ウイルスに感染してしまうことがあります。
Chromebookにおいても、疑わしいWebサイトやメールなどは開かないように気をつけましょう。

Googleの拡張機能やアプリにも、データを騙し取るなど不正なものが紛れている可能性があるので要注意

Webサイトだけでなく、Google Chromeに様々な機能を追加できる「拡張機能」やGoogle PlayストアなどからインストールできるAndroidアプリにもウイルスなどが含まれている可能性があります。
個人情報データを盗まれるなどのトラブルになってしまう可能性があるので、疑わしい拡張機能やアプリはインストールしないように気をつけましょう。

自動更新ポリシーが切れてしまったら買い替える

Chromebookは自動更新ポリシーが期限切れになってしまうと、セキュリティ対策が万全ではなくなります。
アップデートができなくなる結果、最新の機能なども提供されなくなってしまいます。

ウイルスバスターなどのソフトウェアを利用するとしても、更新が不可能になってしまったChromebookをずっと使い続けることはおすすめできません。
できれば更新期限まで時間がある、新しいChromebookへ買い替えることをおすすめします。

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Chromebookのトラブル時は、パソコン修理EXPRESSへご相談ください

Chromebookを使っていてウイルスに感染してしまった、壊してしまったなどのトラブルが発生してしまった時は、パソコン修理EXPRESSへご相談ください。

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ウイルス感染や消えてしまったデータの復旧、インターネットにうまくつながらないなど様々なトラブルに対応できるので、困った時も安心です。
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