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Surfaceを修理に出すには?選択肢や流れを解説!

更新日:2024年01月11日
Surfaceを修理に出すには?選択肢や流れを解説!
Surfaceが故障した場合や動きがおかしい場合、落としてしまって画面が割れた場合や背面が割れたなどして修理に出したい場合、どうすれば良いのでしょうか。
修理を依頼する先の選択肢と修理の依頼方法と流れや気を付けたい点について解説していきます。
修理を頼んだことがなくてよくわからないという方はぜひ参考にしてください。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
日本PCサービス株式会社カスタマーサービス部 部長 兼 NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、日本PCサービス株式会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

修理の依頼方法の選択肢

Surfaceを修理に出したい時の選択肢として、大きく分けると販売店、販売店、パソコン修理の専門業者が考えられます。
それぞれの違いを見ていきましょう。

販売店による修理

中高年世代などの場合、家電製品などが壊れたらまずは購入したお店に問い合わせるのが基本ではないでしょうか。
たとえば、冷蔵庫の調子がおかしいとなれば、販売店に連絡して家に修理に来てもらうという方も多いはずです。
もっとも、パソコンの場合、生活家電と異なり構造が複雑で、専門の技術がないと修理ができません。
また、部品交換などが必要となる場合の部品が揃っていないため、修理の対応が難しいです。

修理に対応していない販売店の場合、メーカー修理を案内されます。
丁寧な販売店なら、問い合わせ窓口や依頼の手順などを教えてくれることもあります。
一方、「うちでは修理には対応していないので、メーカーで修理してください。」とだけ言われる場合も少なくありません。

修理に対応している場合

これに対して、販売店がパソコンなどデジタル家電販売の専門店で、修理サービスにも対応している場合や家電量販店などで独自の修理保証を用意している場合は、対応してもらえることがあります。

この場合の費用は、基本的に修理内容に応じて有料です。
購入時に販売店が提供する修理保証サービスに加入した場合には、修理内容によっては無料で修理ができる場合もあります。
ただし、購入時に保証料を払うか、ポイントを利用して保証を購入しなくてはなりません。

修理依頼と期間について

販売店に修理を依頼する場合、店頭に直接Surfaceを持ち込むのが基本です。
購入したフロアのレジではなく、多くのケースで修理受付専用のカウンターがあるので、そこを探して持参します。
販売店の場合、修理は店内ですぐに行われるのではなく、修理したいSurfaceを預かって、専門業者に委託することや自社の修理部門に運んで修理を行うことになります。

のため、持参したその場ですぐに修理はできません。
どんなに軽微な不具合であったとしても、1週間~2週間ほどかかってしまいます。
専門の修理工場が別の場所にある場合には、Surfaceの輸送だけでも、往復で2日から4日はかかってしまうためです。

家電量販店のように、一つの専門部署に全国から修理の依頼が入るような場合、混雑時期では1ヶ月程度かかる場合もあるので注意しましょう。
パソコン専門の販売店などで、店内に修理工房があるケースでは、最短で持ち込んだ当日に修理ができる場合もあります。
ですが、多くのケースで販売店修理は対応していないか、対応していても日数がかかるため、今すぐSurfaceを使いたいなど、修理を急いでいる場合にはおすすめできないアプローチです。

メーカー修理

パソコンなどのデジタル機器の修理は、販売店を頼るより、メーカーに直接依頼するか、販売店経由でメーカー修理に出すのが基本です。
Surfaceでは購入者がメーカーに直接修理の依頼ができます。

メーカーに修理を依頼する場合、保証の対象期間か、保証対象の修理かによって修理費用の有無が異なります。
そのため、壊れた場所や原因と保証の有無などを確認してから、修理を依頼するかどうか検討しましょう。

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Surfaceのメーカー保証について

Surfaceのメーカー保証には、大きく分けて無償保証と有償保証があります。
無償保証は製品を購入すると必ず付いてくる保証です。
有償保証は保証を買って、万が一、故障した際には無料で修理が受けられるものです。
Surfaceの保証について詳しく見ていきましょう。

標準保証

Surfaceを買うと付いてくる無償保証は、標準保証と呼ばれています。
購入日から1年の間に初期不良などの製品の欠陥と通常利用に伴って故障した場合で保証します。

通常利用の故障とは、Surfaceを普通に使っていたにもかかわらず動かなくなった場合や動作がおかしくなったような場合です。
これに対して、Surfaceを落とした場合や水没させて物理的に壊れたり、内部のシステムが既存して動かなくなったりしたケースや過剰充電により不具合が起きたケースは、使い方が通常ではないため保証対象外です。
保証対象内なら無料で修理してもらえますが、保証対象外の場合にメーカーに修理を依頼する場合は有償となります。

保証の購入

Surfaceでは、モデルごとにMicrosoft Completeと呼ばれる保証を購入することで、保証期間中の偶発的に起きた損傷は無料で修理が可能です。
保証はデバイス購入時のタイミングで購入するか、購入後45日以内に購入しなくてはなりません。
それ以降は、保証を付けたくても付けられなくなりますので注意しましょう。

Microsoft Completeは2年間、3年間、4年間のいずれかの保証期間から選べます。
保証期間が長くなるほど購入費用は高くなります。
購入費用は数万円にのぼるので、Surface本体の購入費用と合わせると、かなり負担は重いです。

その代わりとして、保証期間内に欠陥または不具合による機械的または電気的な故障をはじめ、落下や水濡れ、 画面のひび割れなどの偶発的な損傷まで無料で修理が可能です。
ただし、回数制限があり、交換は最大2回、または修理を受ける場合は合計で製品の購入価格まで最大3回に限られます。

メーカー修理の依頼方法

メーカー修理は、メーカーの直営店舗へ持ち込んで修理の受付をしてもらうか、メーカーに直接宅配で依頼をします。
店舗に持ち込んでも、その場で修理が行われるのではなく、受付をして専用の修理工場で修理を行い、完了したら後日店舗に取りにいく流れです。
Surfaceの場合は宅配修理のみです。

メーカーによっては修理の依頼をすると、指定の宅配業者が希望日時にパソコンを預かりに来て、専用部材でパソコンを梱包して預かってくれます。
修理が終わると同じように宅配業者が配達に訪れます。
これに対して、Surfaceの場合は、オンライン上で修理の依頼を行った後、自ら梱包を行い、指定の場所に発送することが必要です。

修理を依頼する流れ

修理を依頼する前にSurfaceデバイスの登録が必要です。
まだ行っていない場合、Microsoft アカウント(メール アドレスとパスワード)とSurfaceのシリアル番号を用意して登録を行ってください。

次に、修理が必要かを確認するために、トラブルシューティングを行います。
Surface診断ツールキットを使って、ソフトウェアの問題が修正できるか試しましょう。
それでも解決しない場合はSurfaceをリセットします。

起動しない場合やスリープ状態になったまま復帰しない場合は、スリープ状態を解除します。
Surface Pro 4 で画面がちらつく場合や乱れる場合は、ドライバーを更新すると改善される場合があるので試してみましょう。
これらの方法を試して、問題が解決しない場合は、ヘルプなどを参照し、それでも問題解決法が見当たらない場合には、修理の依頼を行います。

修理の依頼

Microsoftの公式サイトで「デバイス サービスと修理」にアクセスし、Microsoft アカウントを使用してサインインしてください。
登録したデバイスを選択し、画面に表示される指示に従って進んでいきましょう。
このプロセスにおいて、お手持ちのSurfaceが保証期間内かどうかも確認できます。
修理の内容によっては、かかる金額も表示されます。

修理の注文が作成されると、送付先の住所が表示されますので、住所を書き取りましょう。
ご自身で宅配伝票などを準備し、指定の送付先に発送する作業が必要です。

発送前の準備

メーカーによる修理ではデータが消去されることになるため、ファイルをバックアップしましょう。
電源が入らないなどバックアップができない場合には、動いていた時点でなんらかの形でバックアップされていたデータが残るのみになってしまいます。
そのため、日頃からバックアップはこまめに行っておきたいものです。

Surfaceペンやアダプター、キーボードなど、アクセサリーはすべて外してください。
修理を希望する本体のみを送りましょう。
ただし、修理対象がキーボードなどのアクセサリーも含まれている場合には送ることが必要です。

発送する前に修理依頼したのとは関係ない、物理的な損傷がないか調べてください。
標準保証を用いての修理の場合、画面のひびなどの物理的な損傷は保証対象外です。
修理の依頼がシステムの問題であった場合に、物理的な損傷が発見されると、修理をせず、戻されてしまう場合があるので気を付けましょう。

発送

専用の宅配キットのようなものは用意されていません。
ご自身で、サイズに合った段ボール箱や緩衝材などを用意して梱包し、発送することが必要です。
万が一、配送中に物理的損傷が生じると、修理をしてもらえないおそれがあるので、割れたりしないよう丁寧に梱包しましょう。
Surfaceは薄くて、軽量でデリケートなので注意が必要です。

Surfaceが入っていた専用の箱を使う方がいますが、修理後は別の箱に入れられて戻ってきます。
そのため、専用の箱は回収されてしまい戻ってきませんので、別の段ボール箱を用意することが必要です。

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修理業者への修理の依頼方法

パソコンの修理に対応している業者の場合、さまざまなメーカーや機種の修理に対応しているのが一般的です。
Windows専門、Apple専門というケースもありますが、OSの違いは別として、幅広いメーカーのさまざまなモデルに対応しています。

主な修理の依頼方法として、店頭への持ち込み依頼、出張修理、宅配修理があります。
いずれかの修理方法に限定されるケースや店舗を持たず、出張修理と宅配修理のみに対応するケース、非対面での宅配修理のみに対応している業者も増えてきました。

以下に詳しく説明しますので、自分に合った利便性の高い方法を選びましょう。

店舗持ち込み修理

修理業者の店舗が近くにある場合など、アクセスできる場所にある方や急ぎで修理をしてほしい人に向いています。
店頭で受付を行い、その場ですぐ修理を行ってくれるので、最短で当日中に修理が可能です。

修理の難易度やほかの修理依頼者の案件対応などの関係もありますが、簡単な修理なら30分程度、難しい修理でも2時間ほどあれば多くのケースで解決します。
修理に必要なパーツがお取り寄せになる場合など、その場ですぐの修理が難しい場合には一定期間お預かりをしての修理になります。

基本的には短時間で済むので、Surfaceが使えないと困る方におすすめです。
直接、対面でスタッフとやりとりができ、状態の確認やどのくらい時間がかかりそうかを確認できるのもメリットです。
Surfaceは軽量で持ち歩きやすいので、近くに店舗があり、時間の都合がつくなら、おすすめの修理依頼法の一つになります。

出張修理

出張修理は自宅や職場など、パソコンが壊れた場所にスタッフがやってきて修理をしてくれるサービスです。
状態によって作業時間は異なりますが、その場ですぐに修理してもらえるのがメリットです。
時間がかかる修理や部品が足りないといった場合は、いったん持ち帰っての修理となることもありますが、基本的にはその場で直せます。

店舗が少し遠い方、店舗に行くのが面倒な方や時間がなく、仕事中に来てほしい方におすすめです。
Surface Studioシリーズなどデスクトップ型で持ち込みしにくいタイプやSurface Laptop Goなど少し大きめなノート型のSurfaceなどの修理にも向いています。
お店ごとに対応エリアがあるため、自宅や職場など希望の場所に出張可能なサービスを探すことが必要です。

宅配修理

宅配修理は全国どこからでも依頼ができます。
近くに店舗がない、出張エリアではない、店舗に行くのは面倒、出張に来てもらうのは抵抗があるといった方に便利です。
昼間は忙しい方も、夜間にコンビニから発送するなど、自分のペースで依頼が可能です。
ただし、発送する手間と修理業者に届くまでの日数がかかり、修理をして発送して届くまでに日数がかかります。

翌日配達地域で、到着後すぐに修理をしてその日に発送してくれても、最短で3日はかかります。
翌々日配達地域の場合は、最短で5日です。
そのため、Surfaceが使えない時間が長くなると困る方は、事前にどのくらいの日数がかかりそうか、我慢できる範囲か確認しましょう。

メーカー修理と修理業者による修理の違い

メーカー修理か、修理業者による修理かどちらが良いか悩んだ時には、両者の比較をして、自分のニーズに合うほうを選びましょう。

費用

メーカー修理の場合、標準保証の対象の修理やMicrosoft Completeの保証期間内であれば、無料で修理が可能です。
これに対して、保証対象外の修理や保証期間経過後は有償となります。

Microsoftでは、保証外サービスはすべてのデバイスを同等に扱う見地から一律料金となります。
条件によってデバイスの交換ができる場合、デバイスのモデルごとに交換費用が異なるので注意しましょう。
修理業者の場合、無料修理はできません。費用は修理内容によって異なります。

また、店舗持ち込みの場合は、ご自身の交通費、出張修理では出張料、宅配修理の場合には配送料がかかります。
修理前に状態を確認する診断料がかかる場合もあるので、費用について事前によく確認をしておきましょう。

期間

メーカー修理の場合、メーカーが案内している修理期間は、Surfaceを発送してから手元に戻るまで3~12営業日となっています。
また、Surface Studioの場合にはエージェントがサポートするので、この日数より早く修理ができる場合もあります。

修理業者の場合、店舗持ち込みなら最短でその日、出張修理も依頼した日に出張できれば、最短で当日中に修理が可能です。
宅配修理の場合は配送の日数が加味されますが、配達地域により最短で3日~5日かかります。
スピードを求めるなら、修理業者が便利です。

データの扱い

メーカー修理の場合、SurfaceをMicrosoftのサービスセンターに送付すると、Surface上のすべてのデータが消去されてしまいます。
また、修理中のデータの損失に対して責任を負ってはくれません。
そのため、データのバックアップを取っていないと、修理後に元の状態に戻すのは難しいことになります。

修理業者の場合、お客様のデータはなるべく残せるように対応します。
そのため、バックアップを取っていない方やうまくバックアップが取れなかった方、故障直前のデータをどうにか残したい方も、できる限りデータを残す方向で修理することが可能です。
Surfaceの状態や問題がある場所によっては、どうしてもデータが消去されてしまう場合、お客様に同意を得たうえでの対応になるので安心です。

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Surfaceのデータを保護しながら修理をしたい場合はプロにご相談ください

メーカー修理の場合、保証期間内の対象となる修理なら無料修理が可能です。
一方、保証期間経過後や保証対象外の修理は有料です。
いずれの場合でも、メーカー修理は日数がかかり、初期化されてしまうことも多く、データは保証してくれません。

パソコン修理EXPRESSなら、データを保護しながらスピーディーに修理ができますので、安心してご依頼いただけます。
店舗持ち込み修理、出張修理、宅配修理が選べますので、お近くにお住まいの方や急ぎの方は店舗持ち込みや出張修理をぜひお役立てください。

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