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【初心者向け】デジカメで撮った写真をパソコンに取り込む方法・編集の仕方など

更新日:2024年01月11日
【初心者向け】デジカメで撮った写真をパソコンに取り込む方法・編集の仕方など
インスタグラムなどの流行際して、綺麗な写真を撮るためにデジカメや一眼レフカメラなどを使用する人も多くなっているのではないでしょうか。
撮影した写真を加工したり誰かに共有したりするために、パソコンの利用は大きく役立ちます。
そのためには写真をパソコンでどう扱えばいいかを学ぶ必要があります。
本記事ではパソコンへの写真の取り込み方と、写真の活用方法について写真者向けに分かりやすく解説します。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、パソコン修理関連会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

写真をパソコンで上手に扱うためのポイント

パソコンで写真を扱うと便利な点は、大きく分けると、以下の3つです。

パソコンで写真を扱う利点
  • 1カ所にまとめて整理できる
  • 色味などが修整できる
  • 文書への挿入や知り合いへの送付、紙への印刷などさまざまな活用ができる

このような便利な点を活かすためには、まずデジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真をパソコンに取り込まなくてはなりません。
カメラからメモリーカードを取り出し、カードの読み取り装置(カードリーダー)でパソコンに読み込む方法と、カメラやスマホとパソコンをUSBケーブルや無線で接続して、写真を直接転送する方法とがあります。

パソコンがメモリーカードやカメラを認識すると、取り込み作業を始められます。
Windowsに付属する「フォト」アプリでの取り込み手順を後述にて説明しますが、パソコンに専用のアプリが入っていて、そちらで自動的に取り込みが始まる場合もあります。
通常、写真の保存先となるのは「ピクチャ」というフォルダーです。
取り込んだ写真は、撮影日や取り込み作業を行なった日付でフォルダーを作って分類しておくと、後から探しやすくて便利です。
アプリによっては、自動でフォルダーが作られます。

各フォルダーにはわかりやすい名前を

よりわかりやすく分類したければ、日付とは別に「2021年誕生会」や「アメリカ旅行」など、行事や旅行先の名前でフォルダーを作り、手作業で写真を分類しましょう。
やることはファイルの整理と同じなので、「エクスプローラー」が使えます。
各写真のファイル名は、撮影したカメラが機械的に付けているのでわかりにくいですが、写真のアイコンは各写真をそのまま小さくした状態で表示されるので、いちいち開いて確認せずに済みます。
パソコンに保存した写真は、大切な記録ですから、バックアップも忘れないようにしたいものです。

また、「フォト」アプリにも写真の整理機能があり、選んだ写真を登録しておく「アルバム」という分類法が使えます。
写真のファイルを元のフォルダーに置いたまま、旅行中の写真から特に気に入ったものだけをまとめておく、といったことが可能です。
「フォト」アプリには、ほかにも、写真に写っている人の顔を識別して、同じ(と推測される)人物の写真を自動的に集める機能や、スマートフォンまたは一部のカメラで撮影した写真に記録された「位置情報」から、撮影した場所(地名など)をキーワードに写真を検索したりする機能もあります。
写真整理の役に立つでしょう。

写真の見た目はアプリで修整

せっかく撮影したのに、写真の色合いや明るさ、アングル(撮影角度)などが、いまひとつに感じられることもあります。
そんなときは、アプリで修整を加えましょう。
これを「レタッチ」と呼びます。
Windowsの「フォト」アプリにも、基本的な調整機能があります。
より高度な写真の整理や修整を行いたければ、専用アブリの出番です。
専用アプリは写真の一部だけを修整する、精密な調整を加える、枠や文字を加えてカードを作るといった、多彩な機能をもっています。
アプリによっては、風景写真に別の写真の人物を合成する、写真に入ってしまった赤の他人を消してしまうなど、魔法のような機能をもつものもあります。
パソコンによっては、こうしたアプリが標準で付属しています。
「フォト」アプリが力不足だと感じたら試してみるとよいでしょう。
「ストア」でも、有料、無料のアプリを見つけることができます。

市販製品では、Adobeシステムズの「Photoshop」が家庭用写真アプリの定番です。
同社はクリエーター向けの高機能アプリに強く、プロやハイアマチュアのフオトグラファーが愛用するアプリも出しています。

写真の配布はメールやディスクを利用

写真をただ自分のパソコンに保存しておくだけではもったいないので、印刷して楽しんだり、周りの人に送って見てもらったりしましょう。
写真を人に渡す手段としては、データをコピーしたCDなどを相手に渡す方法と、通信を使ってネット経由で送る方法とがあります。
ネットを使う方法では、電子メールで送るのも一つの手ですが、たくさんの写真をまとめて送るのには向きません。
そのような場合は「データ便」などのネット上のサービスにファイルを預けて相手に受信してもらうのが便利です。

また、最近ではLINEなどを使用して写真を送るという方法もあります。
写真をまとめて送信することができるので、相手が連絡先として登録されていれば手軽に送ることができるでしょう。

どの方法を選ぶかは、自分の好みや相手のデジタル活用度などを考えて決めましょう。
どのように送るかを事前に相談しておくと安心です。

写真保存編

デジカメの写真を取り込む

ここでは、標準の「フォト」アプリを使って取り込む方法を紹介します。
まず、「フォト」アプリを起動した状態で、デジカメをパソコンにケーブル接続するか、デジカメのメモリーカードをパソコンのカードスロットに入れます。
次に、画面右上の「インボート」ボタンをクリック→「接続されているデバイスから」を選びます。
すると、メモリーカードやカメラ内のデータが検索され、「項目のインポート」という画面が出ます。
画面の「選択してください」欄で「前回のインポート後の項目」を選ぶと、まだパソコンに取り込んでいない写真が選択された状態になります。
取り込みたい写真を選び、不要な写真は選択解除しましょう。
左下の「インポート後の元のアイテムを削除する」にチェックを付けると、写真をパソコンに取り込んだ後、基本的には取り込み済みの写真は転送元のカメラなどから削除されます。
最後に、画面下の「(数字)アイテムのうち(数字)をインポートする」をクリックすると、写真がパソコンに取り込まれ、「フォト」の画面に並びます。

取り込んだ写真は、標準では「ピクチャ」フォルダー内に保存されます。
以前は撮影した月別などでフォルダーが自動的に作成される仕様でしたが、現在はすべての「ピクチャ」フォルダー内にそのまま並びます。
保存先を変えたい場合は、後から自分でフォルダーを作って手作業で分類するか、取り込み時に「項目のインポート」の画面左上の「インポート先」の下にある「フォルダーの変更」をクリックし、表示された画面で、既存のフォルダーを選択するか、新規にフォルダーを作成します。

スマホの写真をパソコンに取り込む

パソコンにスマホを接続すると、エクスプローラーの「PC」フォルダーにアイコンが表示されます。
スマホがAndroidの場合、スマホの画面に「ファイルを転送する」などのメッセージが出て、その部分をタッチしなければならない場合もあります。
一方、iPhoneでは、パソコンに接続してロックを解除し、「このデバイスに写真やビデオへのアクセスを許可しますか?」と表示されたら「許可」を、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたら「信頼」を選びます。
パソコンでスマートフォンが正しく認識されたら、デジタルカメラを接続した場合と同じように写真を取り込めます。
iPhoneやバソコン(iTunesなど)の設定によっては、写真が自動でパソコンにコピーされる場合もあります。
「ビクチャ」や「iCloudフォト」などのフォルダーも調べてみましょう。
写真のフォルダーが見つからない場合は、エクスプローラーでスマートフォンのアイコンから順にフォルダーを開いていくと、「DCIM」や「Picture」などのフォルダーの中に、写真ファイルが入ったフォルダーがあるはずです。
それを開いて、写真をパソコンにコピーしてください。
スマホでアプリを使い、ネット経由でパソコンに写真を送る方法もあります。
スマホに慣れたら調べてみると役立つかもしれません。

写真をCDやDVDに取り込む

Windowsには、ファイルをCDやDVD、ブルーレイ(BD)などのディスクに書き込む機能が標準で搭載されています。
これを利用して、普通のファイルを保存するのと同様に、写真をファイルとして保存できます。
通常のファイル操作画面であるエクスプローラーで、ディスクに書き込みたい写真やフォルダーを選択後、「共有」タブ→「ディスクに書き込む」をクリックすれば作業が始まります。
1000万画素クラスのデジタルカメラで撮影した高画質の写真(約3.5MB/枚)なら、CD-R/RWに約200枚、DVD±R/RW/BAMに約1300枚保存できます。

ディスクのフォーマットを決める

作業開始後、画面に従ってディスクを入れると、ディスクの使用方法(フォーマット)を決める画面が出ます。
「USBフラッシュドライブと同じように使用する」(ライブファイルシステム)と「CD/DVDプレーヤーで使用する」(マスター)のどちらかを選びます。
ディスクを読むのがWindowsバソコンだけなら前者のライブファイルシステム、それ以外の機器もありそうなら後者のマスターを選びます。
マスターは、書き込み対象のファイルを作業用のフォルダーに集めて書き込みます。
書き込み終了時の画面で「はい、これらのファイルを別のディスクに書き込む」の項目にチェックマークを付けると、作業用フォルダー内にファイルを残したまま、同じ内容をディスクに何枚でも書き込むことができます。
結婚式や旅行といったイベントの写真を参加者全員に配布するような場合には、マスター形式でディスクを作成すると楽でしょう。

パソコン以外の機器では再生できないことも

なお、マスターの説明には「CD/DVDプレーヤーで使用する」とありますが、ここで作成したディスクを再生できるのは、「パソコンのファイル保存方式に対応している」機器(写真の再生の場合は、DVDプレーヤーやブルーレイ・プレーヤー)に限られます。
また、対応機器であっても、ファイルやフォルダーの名前に日本語を使っていると、うまく扱えない場合があります。

パソコンのファイル保存方式に対応していない機器でディスク内の写真を一見たい場合は、写真のスライドショーを映像に変換して、DVDプレーヤーで再生可能な映像ディスクを作成するなど、特殊な方法を使います。
Windowsにはそういった機能が搭載されていないため、専用のアプリを別途購入する必要があります。

写真の共有編

写真をメールで送る

各メールアプリで「添付」の操作をするのが普通の方法です。
メールでは、メール1通で扱えるデータ量の上限がサービスごとに決まっています。
1通に複数の写真を添付できますが、多すぎると上限を超え、送受信に失敗する可能性があります。
その場合、複数のメールに分けて送るなどの工夫をしましょう。
エクスプローラーで写真を選んで、メール作成画面を開くこともできます。
標準の「メール」アプリで送る場合は、写真を選んでから、「共有」タブの「共有」ボタン→「メール」を選ぶと、選んだ写真が添付されたメール作成画面が表示されます。
Outlookで送る場合は、写真を選んでから、「共有」タブの「電子メール」をクリックします。
こちらの操作では添付する写真のサイズ(解像度)を選べます。
パソコンの画面で小さく見てもらえばよいなら「小」や「中」。
大きく表示したり印刷してもらったりするなら「大」や「元のサイズ」を選びます。
「添付」をクリックすると、写真が添付されたメール作成画面が開きます。

写真の編集編

写真の明るさや色味の調整

「フォト」アプリで写真を表示中に、ツールバーの「編集と作成」→「編集」をクリックして編集画面に切り替えましょう。
編集画面には「トリミングと回転」「フィルター」「調整」という3つの項目があり、画面上部で選択します。
画面右側には、選択した機能で細かい設定をするメニューが表示されます。
明るさや色味の調整には、「フィルター」か「調整」を使います。
「フィルター」は、事前に決められている設定にもとづいて画像の調整を行うもので、フィルターの種類(名前)を選ぶだけで修整が行われます。
メニューの一番上の「写真の補正」ボタンでは、明るさと色を自然に調節します。
まずはこれを試してみましょう。
フィルターで満足できない場合は「調整」を使います。
明るさや色合いを細かな設定項目で修整できます。
修整が終わったら、画面右下の「コピーを保存」を選んで作業終了。
修整後の写真が元の写真とは別に保存されます。横の「V」メニュー」→「保存」を選ぶと、修整後の写真が上書き保存されます。
編集結果を保存せずに元の画面に戻る場合は、画面左上の「←」をクリックします。

写真の回転・切り抜き方法

「フォト」アプリで写真を表示中に、ツールバーの「トリミング」ボタンをクリックするか、「編集と作成」→「編集」で、「トリミングと回転」画面に切り替わります。
写真を囲む枠線を動かして残す範囲を指定したり、画面右側のボタンで写真を回転させたりできます。
また、画面右下の「コピーを保存」を選べば、修整後の写真を元の写真とは別のファイルとして保存可能です。
なお、写真表示中のツールバーにある「回転」ボタンでも、90度ずつ時計回りに回転できます。

写真のサイズ(解像度)変更

写真のファイルを「フォト」アプリで開きます。
通常は、ファイルをダブルクリックすると開くことが可能です。
写真が表示されたら、画面右上の「…」(詳細を見る)ボタンをクリック→「サイズ変更」を選びます。
すると設定画面が出るので、大きさを選びましょう。
各項目の数値は画素数です。
解像度を「1024×768」など縦と横の数値で指定したい場合は、一番下の「カスタムの寸法を定義します」を選びます。

写真の印刷編

写真に文字を入れて印刷する

「フォト」アプリで写真を表示し、「編集と作成」メニューから「描画」を選ぶと、その写真に書き込みができます。画面内のアイコンで描線の色や太さが選べるほか、一度書いた線を消すこともできます。
書いた後に「保存」ボタンをクリックすると、元の写真とは別ファイルとして保存されます。
保存後は手書きした部分が固定され、修正はできなくなります。
「活字」を入れたい場合は、「編集と作成」→「ペイント3Dで編集する」を選びます。
すると「ベイント3D」というアプリが開くので、画面上部のメニューから「テキスト」を選択。
右に出るパネルで文字のスタイルを「2Dテキスト」(平面的)か「3Dテキスト」(立体的)のどちらかから選び、フォント(書体)と大きさ、色を指定後、写真内をクリックして文字を入力します。
欄外をクリックすると入力完了です。
2Dテキストを選んでいる場合は、この段階で文字が固定され、取り消し線以外は修正できない状態になります。
3Dテキストを選んでいる場合は、立体感を調整する画面が表示されます。
そこで四隅のハンドル(□マーク)をドラッグすると、文字の大きさを調整できます。
元の写真の解像度が高いと、標準で選べる最大サイズ(130)でも文字が小さいのですが、この機能を使えば、さらに文字を拡大できます。
保存は、左上の「メニュー」→「保存」か「名前をつけて保存」→「コピーとして保存」の「画像」を選び、続けて表示される設定画面で「PNG」か「JPEG」を選んで保存しましょう。
保存後に「ペイント3D」を終了させる際、「作業内容を保存しますか?」と表示されますが、作業を再開しないなら「保存しない」でOKです。

写真の一覧を印刷できる?

エクスプローラーで写真の入ったフォルダーを開き、一覧に入れたい写真を選択した状態で、「共有」タブの「印刷をクリックします。
設定画面が出るので、右側の印刷形式の最後のほうにある「L」「DSC」や「ウォレット」、「コンタクトシート」のいずれかを選びましょう。
なお、異なるフォルダーの写真は、ひとつのフォルダーに集めてください。

パソコンでの写真の扱いに関するお困りごとはご相談ください

カメラで撮った写真を加工、保存したり、誰かに共有したりする場合、多くの場合はまずパソコンに写真を送るところから始まるかと思います。
その場合、パソコンでの写真の扱いを知っていないといざ何かをしようとしたときに戸惑ってしまうでしょう。

もしパソコンでの写真の扱いでトラブルやお困りごとが発生した場合は、パソコン修理EXPRESSにご相談ください。
パソコン修理EXPRESSはパソコントラブル全般に対応しております。
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