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iPhoneのマナーモードに突然不具合が発生!原因を知って正しく対処しましょう

更新日:2024年01月11日
iPhoneのマナーモードに突然不具合が発生!原因を知って正しく対処しましょう
iPhoneの画面の左側面にはマナーモードのオン/オフを簡単に切り替えることのできる「サイレントスイッチ」があります。
サイレントスイッチがオンになっていればマナーモードが起動しますが、たまに不具合により意図しない挙動をする場合はあります。
サイレントスイッチの故障、ソフトウェアの動作不良など原因はさまざま考えられますので、原因を見極めて正しく対処しましょう。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、パソコン修理関連会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

サイレントスイッチは、つまみを手前や奥に倒すとオン/オフが切り替えることができます。
通常はサイレントスイッチを切り替えると「消音モード オン」「消音モードオフ」の文字が画面に表示され、マナーモードのオン/オフを操作できます。
しかしまれにスイッチを操作していないのに勝手にオン/オフが切り替わっていたり、オン/オフの操作を繰り返し行うことで切り替えの表示が出続けてしまったりなどの不具合により、不便さを感じてしまうユーザーもいるのではないでしょうか。

マナーモードの故障により起こるトラブルは以下のような例が挙げられます。

マナーモード故障によるトラブル例
  • マナーモードが作動しない
  • 勝手にマナーモードに切り替わってしまっている
  • マナーモードのオン/オフが繰り返される
  • バイブレーションが止まらない

このようなトラブルは何が原因で起こるのでしょうか?
原因として考えられるものを一つ一つ確認していきましょう。

トラブルの原因

イヤホンなどのオーディオ機器が認識されている

マナーモードがオフなのに音が出ないという場合は、意図せずイヤホンやオーディオ機器に接続されているというケースが考えられます。
Bluetoothなどに接続されていると通知音もスピーカーではなくイヤホンやオーディオ機器から発されます。
イヤホンやオーディオ機器の接続に関して、一度確認してみましょう。

また、まれにイヤホンジャックの接続部にホコリが溜まってしまい、それにより誤認識をしている場合がありますので、イヤホンジャックのある機種をお使いの場合は併せて確認しておきましょう。

一時的なソフトウェアの不具合

iPhoneのトラブルの原因としてよくあげられるのがソフトウェアの不具合です。
これはマナーモードの故障に限らず、電源が入らない、タッチパネルが反応しないなどのトラブルにも共通して言えます。
ソフトウェアの不具合が発生したとしても、個人でできる対処法は様々です。
修理を依頼する前に、自分で考えられる対処法を試してみるのも一つの手でしょう。

サイレントスイッチの故障

iPhoneを長く使用していたり、製造時点で不備があったりすると、サイレントスイッチ自体が故障しているためにマナーモードの不具合が起こることがあります。
例えばつまみを倒してもオン/オフが切り替わらなかったり、つまみ自体が緩くなってしまい倒した時のカチッという音が出なくなったり、そもそもスイッチ自体が動かなくなってしまったりと、サイレントスイッチの故障では比較的わかりやすい症状が現れます。

部品自体が故障している場合はメーカーや修理店に交換を依頼するか、ほかの機能によりマナーモードの切り替えを補いましょう。

トラブルの対処方法

ここからはマナーモードの不具合が起こっているときに試したい対処方法をいくつかご紹介します。
また、サイレントスイッチの代わりにマナーモード切り替えができる機能について後述にてご紹介しますので、「今すぐマナーモードに切り替えたい」という方はまずそちらからお読みください。

Bluetoothをオフにする

iPhoneのスピーカーから通知音が鳴らなくなってしまった場合、音量ボタンを操作してBluetoothマークが表示されていないかを確認してみましょう。
もしマークが表示されていたら、Bluetoothイヤホン等のオーディオデバイスが接続された状態になっているので、Bluetoothをオフにしましょう。

イヤホンジャック、ライトニングコネクタの清掃

イヤホンなどから通知音を聞きたいのに通知音が鳴らないという場合、まずは音量ボタンを操作してヘッドホンのマークが表示されているかを確認します。
ヘッドホンマークが表示されているのに通知音が聞こえない場合は、イヤホンジャックやライトニングコネクタの清掃を行い、ホコリなどを取り除きましょう。
しかし、清掃時に逆に部品を傷つけてしまう可能性があるので自分で対応する際は最新の注意が必要です。

iPhone再起動

iPhone使用中に不具合が起こったのであれば、iPhoneを再起動することによって解決することがあります。
再起動は以下の手順で行います。

iPhone6s以前の機種の手順
  1. ホームボタンと電源ボタンを長押し
  2. 電源オフのスライダーをドラッグして電源を切る
  3. 数分放置し、その後電源ボタンを長押しして再起動
iPhone7/7Plusの機種の手順
  1. 音量ダウンボタンと電源ボタンを長押し
  2. 電源オフのスライダーをドラッグして電源を切る
  3. 数分放置し、その後電源ボタンを長押しして再起動
iPhone8以降の機種の手順
  1. 音量アップボタンを一瞬押して離す
  2. 音量ダウンボタンを一瞬押して離す
  3. 電源ボタンを長押しする
  4. 電源オフのスライダーをドラッグして電源を切る
  5. 数分放置し、その後電源ボタンを長押しして再起動

OSのアップデート

iOSは定期的に不具合解消や機能追加などのためにアップデートを提供しています。
そのためiOSを最新の状態に保つことで不具合を解消できることもあります。
お手持ちのiPhoneのバージョンを確認し、必要に応じてアップデートを行いましょう。

ただし、iPhoneのメモリが不足している場合、アップデートが正常に完了しない可能性があります。
「設定」アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」を開き、6GB程度の空き容量があるかを確認しましょう。
3GB以下の場合は不具合が発生する可能性が高くなりますので、不要な写真や動画、アプリを削除するか、クラウドに移動させることで空き容量を確保しましょう。

また、アップデート中の不具合によりまれにデータが消えてしまうこともあるので、アップデート前にはバックアップを取っておくことをおすすめします。

「設定」から着信・通知音の設定を変更

サイレントスイッチが作動しない場合は、少し手間ですが「設定」アプリから着信・通知音をボタンで調整できるように設定するという手もあります。

手順は簡単で、「設定」アプリ→「サウンドと触覚」を選択し、「着信音と通知音」の「ボタンで変更」をオンにするだけです。
すると、左側面のボタンで音楽や動画などの音量の調節をしたときに同時に着信・通知音の音量も操作できるようになります。

これにより完全に消音することはできなくても着信・通知音を「極小音」にすることは可能です。

サイレントスイッチの代わりに使える機能を使用する

サイレントスイッチ自体が故障している場合は、代わりとなる機能を使用するというのも一つの手です。
サイレントスイッチに不具合が起こっているなら応急処置として以下機能の使用も検討しましょう。

おやすみモード

おやすみモードとは、あらかじめ設定した条件に応じて着信・通知音を消音にできる機能です。
条件には、時間帯や通知を許可する相手、状況などを設定することができます。
ただし、条件に当てはまらない相手から着信があった場合は通知音が鳴らず不在着信として残るのみです。
意図せず電話に出られないというケースもありますので注意しましょう。

おやすみモードは「設定」アプリ→「集中モード」→「おやすみモード」を選択します。
時間指定や通知を許可する連絡先やアプリを指定したり、iPhoneロック中のみ消音にしたりなど、細かく設定することができます。
しかしアラームは通常通り鳴るので、おやすみモードをマナーモードの代わりに使用するときはアラームの設定を確認しておきましょう。

機内モード

機内モードは「通知が鳴らない設定」というよりは「Bluetooth以外の無線通信を無効にする設定」です。
そのため、機内モード設定中は他者からの通知、着信を受け取れないだけでなくこちらからの着信や連絡、またインターネット接続もできない状態になります。
緊急時はマナーモードの代わりに使用することも視野に入れて問題ないですが、機内モードが不要になったときには解除し忘れないように気を付けましょう。

Assistive Touch

適宜マナーモードのオン/オフを切り替えたい場合は、サイレントスイッチを操作する方法のほかに「Assistive Touch」を使用する方法があります。
Assistive TouchとはiPhoneの様々な操作を画面に表示されたアイコンからワンタップで操作・起動できる機能です。
Assistive Touchは「設定」アプリの「アクセシビリティ」→「タッチ」→「Assistive Touch」をオンにすることによって使用できます。
表示するアイコンの種類や数は「最上位メニューをカスタマイズ」から変更できるので、「消音」を追加しておくとAssistive Touchからいつでもマナーモードのオン/オフを切り替えることができるでしょう。

iPhone初期化

ここまでの対処方法で解決できなかった場合、ソフトウェアの不具合などを解消するにはiPhoneを初期化する必要があります。
しかし、初期化をすると不具合が解消される可能性が高い代わりに今までiPhone内に保存していたデータはすべて消えてしまいます。
失いたくないデータがある場合はしっかりバックアップを取っておくようにしましょう。
バックアップから初期化、バックアップデータの復元については以下手順で対応できます。

バックアップ手順
  1. パソコンとiPhoneをUSBにて接続する
  2. パソコンでiTunesを開き、画面の左上にあるiPhoneマークをクリック
  3. 「バックアップ」の「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックマークを入れる
  4. 「今すぐバックアップ」をクリックして完了
本体の初期化手順
  1. iPhoneの「設定」→「一般」をタップし、一覧から「リセット」をタップ
  2. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップし、パスコードが要求された場合は指示に従い入力する
  3. 「iPhoneを消去」をタップ
  4. 画面に「こんにちは」と表示されていたら初期化完了
バックアップデータの復元手順
  1. iPhoneの初期化完了画面から、右にスライド
  2. 「日本語」を選択し、「国または地域を選択」が日本になっていることを確認する
  3. キーボードの使用方法を確認
  4. ネットワークの選択画面で「モバイルデータ通信回線を使用」をタップ
  5. 「位置情報サービス」のオン/オフを選択
  6. 「iPhoneを選択」で「iTunesバックアップから復元」をタップ
  7. パソコンとiTunesをUSBで接続し、パソコン側でiTunesを開く
  8. 画面の左上にあるiPhoneマークをクリック
  9. 最新のバックアップデータを選択し、「バックアップを復元」をクリックすれば復元完了

修理やトラブルのご相談はパソコン修理EXPRESSへ

以上、マナーモードの不具合が起こった際の原因と対処方法をご紹介しました。
今回はご自分でできる対処法をご紹介しましたが、サイレントモードの部品自体が故障していたり、簡易的な対処ではトラブルが解決しなかったりするケースもあります。
そんな時はパソコン修理EXPRESSにお任せください。
パソコン修理EXPRESSではパソコンだけでなくiPhone修理にも対応しており、最短即日から修理対応にあたります。
保存されているデータを保護して、できるだけデータを消去せずに修理いたしますのでiPhone内に大事なデータが入っているという方もご安心ください。

年中無休でご相談を受け付けておりますので、まずはお気軽にフリーダイヤルよりお電話ください。

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