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Chromebookの基本の使い方!メリットやビジネス利用も解説

更新日:2024年03月28日
Chromebookの基本の使い方!メリットやビジネス利用も解説
ここ数年Chromebookが話題に上がることが多く、WindowsやMacから乗り換えてみようと考えている、もしくはすでに乗り換えている方もいるでしょう。しかし、Chromebookは今まで使用していたOSと勝手が違うのでは、操作感が違っていて不便を感じている、といったこともあるかもしれません。ここでは、Chromebookの基本の使い方やメリット、ビジネス用途での利用法などについて解説します。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、パソコン修理関連会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

Chromebookの基本操作

Chromebookの基本操作についてご紹介しますが、基本的にはWindowsやMacOSと大差ありません。そこで、ユーザー数の多いWindowsと比較しつつChromebookについてご紹介していきます。

パソコンを使用する際まずログインする必要がありますが、Chrome OSの場合ログインIDはGoogleアカウントで行います。Windowsの場合はローカルのアカウントを作成する方法と、Microsoftのアカウントを作成する方法があります。

どちらかを選択できますが、Chromebookの場合はローカルアカウントのみという選択肢はありません。いろいろなサービスをGoogleで統一している方は多いかと思うので、ChromebookのアカウントがGoogleになっているのはメリットと言えるでしょう。

OSの仕様でChromebook特有のものとしては、ウィンドウマネージャーが挙げられます。Windowsとはデザインが異なりますが、機能としては概ね同じです。外観が異なるだけと考えると良いでしょう。

その他細かいですがChromebookを使用した際に戸惑うポイントとしては、タッチパッドの右クリックが使えないという点かと思います。右クリックの代わりに、2本指でタップ、Altキーを押しながら1本指でタップが挙げられます。

またスクロールの方向も逆です。ただしこれはあくまでもデフォルトの設定なので、設定を変更することも可能です。スクロールの方向は、Windowsに慣れている方はデフォルトの逆に設定しなおしておくと良いでしょう。設定方法はデバイスの設定画面から簡単にできます。

他にもChromebook特有の細かな特徴はありますが、実際に使用していて気づけば良い程度でしょう。操作感は少し異なるかもしれませんが、すぐに慣れるかと思います。あとは実際にChromebookを使ってみて慣れてください。

Chromebookのメリット

Chromebookを使用することにはどのようなメリットがあるのかご紹介していきます。

OSが軽い

ChromebookはWindowsやMacに比べてOSが軽いです。OSが軽いということは、スペックがあまり高くないパソコンでもサクサク動くということです。コストを抑えつつ動きの良いパソコンが欲しいという方に、Chromebookは合っているでしょう。

動画視聴や自宅でのパソコン作業のために安くてそこそこ使えるパソコンが欲しいということであれば、ぜひChromebookの使用をご検討ください。
今まで事務作業はWindows一本だったといった方でも、Chromebookの良さを感じられるかと思います。

ただし、後述しますが、Microsoft Office製品を使用する場合は不便な点もあるかもしれません。

起動が速い

ChromebookはOSが軽いので、結果的に起動も速くなります。WindowsやMacはOSの機能が豊富ですが、その結果OSが重くなっています。OSの機能の多くは使用していない、機能を増やすよりも最低限の機能に絞って軽くしてほしい、と考えている方も多いでしょう。

そんな方にChromebookは合っています。初期設定のままでも起動が速く、たとえば隙間時間にちょっと作業を行う場合など非常に便利です。

コストパフォーマンスが良い

たとえば最低限事務作業ができるようなパソコンが欲しいと思ったとき、Windowsのパソコンならだいたい5万円程度、Macなら8万円程度はかかるのではないでしょうか。数字はあくまでもざっくりしたもので、購入場所や中古を選ぶなどの方法で安くすることもできるかもしれません。

しかし、一般的な購入場所で新品を購入した場合、上記の金額程度が相場になるかと思います。一方で、Chromebookは3万円程度で性能もそれなりのパソコンを購入できます。処理の重いオンラインゲームをプレイする場合や、動画編集を行う場合などはスペックが不十分かもしれません。

しかし、事務処理やネットサーフィン、動画視聴などであれば3万円程度の価格帯でも十分なパソコンが手に入ります。パソコンの用途によっては、Chromebookは非常にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

必要な機能に対してオーバースペックなパソコンを使用している方も多いため、自身の用途を見直し、次に購入するパソコンはそこまでスペックは必要ないな、と思ったらChromebookがおすすめです。

ただし、後述しますがChromebookの中でもパソコンごとにスペックの差はあります。スペックを下げすぎると目的の用途に合った使い方で不便が生じるので、その点はご注意ください。

データはクラウド管理

WindowsやMacでもデータをクラウド管理にすることは可能です。しかしそのためには自分で設定を行う必要があります。データの保存先となるオンラインストレージを自分で契約し、バックアップのシステムも自分で用意することになります。

一方で、Chromebookであれば自動的にGoogleにデータが保存されます。どのようなデータが保存されるのかあらかじめ確認しておいた方が良いですが、基本的にはデフォルト設定のままで便利にデータを保管できます。

スマホと同じGoogle Playのアプリが使える

ChromebookはAndroidスマホと同じようにアプリを使用できます。WindowsやMacのパソコンではできないことなので、Chromebookならではのメリットと言えるでしょう。もちろんデータを同期することも可能なので、AndroidのスマホとChromebookを合わせて使用すればアプリの使用、管理が便利です。

セキュリティも万全

ChromebookはデータがGoogleのストレージ上に保管されるため、セキュリティ面を心配する方もいるかもしれません。しかし、むしろChromebookの仕組みはセキュリティが高いです。Chromebookはデータがローカルではなくクラウド上に保存されるので、ローカル環境にウイルスが侵入してデータが流出することがありません。

またデータが保存されている先はGoogleの管理下です。Googleは当然セキュリティ面にも力を入れているので、マイナーなオンラインストレージよりは安全性は高いと言えます。Chromebookは自動的にGoogleのストレージにデータが保管されるので、自動的にセキュリティが強固な場所にデータが置かれるということです。

スマホのように使える

上のアプリのところでもご紹介しましたが、Chromebookはスマホのように利用できます。Androidのアプリが使えるだけでなく、スリープ状態からの起動もスマホ並みに早いです。Chromebookはスマホのように利用することを前提に作られているので、WindowsやMacに比べると隙間時間に少し使用するのに利便性が高いです。

オンラインショッピングに使いやすい

Chromebookはスマホのアプリを使用できるので、オンラインショップをしやすいというメリットもあります。オンラインショップの多くは、WEBサイトとアプリを用意しています。どちらからでもオンラインショッピングは可能なのですが、どちらかというとアプリの方が使いやすい、パソコンでもスマホと同じようにアプリが使えたら便利なのに、と思っている方も多いのではないでしょうか。

Chromebookならアプリを使用できるので、スマホと同じように便利にオンラインショッピングができます。

大画面でマンガを読める

コロナ禍でより自宅でオンラインマンガを楽しんでいる方は多いかと思います。オンラインマンガはパソコンでも利用できますが、アプリの利便性からパソコンではなくスマホアプリでマンガを読んでいる方も多いでしょう。

しかし、スマホでマンガを読むと画面が小さくて見にくいというデメリットが生じます。そこでChromebookを使用すると、便利なアプリを利用しつつ、大きい画面でマンガを楽しむことが可能です。スマホとパソコンの美味しいとこ取りができるということなので、オンラインマンガが好きな方にもChromebookはおすすめです。

Chromebookを仕事で活用する

WindowsからChromebookに変更する場合、もっとも心配になるのはMicrosoft Officeのソフトではないでしょうか。ChromebookのパソコンからMicrosoft Officeのソフトを使用する場合、選択肢は2つあります。

1つはAndroidのアプリを使用する方法、もう1つはWEB版を使用する方法です。どちらでもファイルを閲覧することは可能なのですが、Androidアプリの場合は編集には制限が出てきます。そのため、WEB版を使用するのがおすすめです。

WEB版を使用すればMicrosoft Officeのソフトが使えるので問題はないのですが、オフラインでの編集ができないということです。これに関しては人によってはデメリットになるかもしれません。ちなみに有料版であればAndroidアプリでもファイルの編集が可能です。無料版で編集するためには、WEB版を使用することになります。

Chromeリモートデスクトップを使う

自宅からオフィスのパソコンにリモート接続して操作する場合、Chromeリモートデスクトップの利便性が高いです。複雑な設定は必要なく、職場にあるパソコンの遠隔操作が可能になります。また、自宅のパソコンに職場ほどの性能がなくても、通信環境さえ安定していれば、スムーズな操作が可能です。

Chromebookのデメリット

次にChromebookのデメリットをご紹介します。

オフラインでの使用が不便

Chromebookのデメリットとして最初に挙げられるのはオフライン使用が不便ということでしょう。Chromebookは基本的にデータをオンラインストレージに保存していきます。そのため、ローカルで使用するのは不便ということです。ローカル環境にデータを保存することも可能なのですが、ファイルの使用がオンラインを推奨しているのでオフラインだと使えない場合があります。

自宅などではオンラインで使用すれば問題ないかと思いますが、外出先でインターネットを使用したいわけではないがファイルを少し編集したいといった場合もあるかもしれません。その場合、スマホのテザリングなどで対応する必要が出てきます。

ソフトや周辺機器が未対応の可能性がある

パソコン周りのソフトや周辺機器は、WindowsとMacを想定して作られている場合が多いです。Chromebookでの使用を想定しておらず、結果的に使えなかったり不具合が生じたりするケースもあります。

Chromebookの認知度が上がっているので最近はこういったことが減っている印象ですが、特に古いソフトや古い周辺機器はChromebookに対応していない可能性もあるでしょう。

Chromebookがおすすめの人

以上を踏まえて、Chromebookがおすすめの人の特徴をご紹介します。

使用用途が限定されている

パソコンをそこまで使用しない、最低限のことができればOK、といった方にはChromebookが合っています。具体的には、ネットサーフィン、SNSの利用、動画視聴、メール、オンラインミーティングなどの作業であればChromebookで十分でしょう。

サブ機として使用する

メインのパソコンが別にあって、サブ機としてChromebookを使用する場合もおすすめです。メインのパソコンとして使用するのは、デスクトップやWindowsのノートパソコンが想定されます。メインのパソコンを持っておいて、少し出先でChromebookを使用するという使い方が便利です。

リモートデスクトップ用に使用する

メインのパソコンを持っておいて、そこにChromebookからリモート接続するという使い方もあります。Chromebook単体だと業務用パソコンとしてスペックが不足している可能性もありますが、リモート接続すれば接続先のパソコンのスペックで作業ができます。

Googleアプリを多用している

Googleアプリを多用している方の場合、Chromebookは自動的に連携されるので便利です。具体的には、Gmail、Google Meet、Google Chat、Google ドライブ、Googleカレンダーなどが挙げられます。

Chromebookがおすすめでない人

逆にChromebookがおすすめでない人の特徴をご紹介します。

ローカルディスク上に大量のデータを保存している

Chromebookはローカルディスクの容量が少ないので、ローカル環境に多くのデータを保存したい方には不向きです。とはいえこれに関してはデータの保存先を今後変えれば良いので、問題はないでしょう。

Microsoft Officeを多用する

Microsoft Officeを多用する場合、Chromebookはあまり適していないでしょう。WEB版で使用することになるので、ローカル環境で使用できるWindowsに比べると利便性が劣ります。WEB版が使えないというわけではないのですが、頻繁にオフィス製品を使用する場合はWindowsを選ぶのがおすすめです。

逆にオフィス製品をあまり使用しないのであれば、業務用であってもChromebookで問題ない場合もあります。Macのパソコンを使っている場合もオフィス製品は使用できないので、ローカルでMicrosoft Officeの製品を使用しないという選択肢もあります。

WEB版や、Googleのドキュメント、スプレッドシートでも十分に代用は可能です。業務の大半が文書作成や事務作業の場合はWindowsのパソコンが必須かもしれませんが、そうでない場合はChromebookでも問題ないかもしれません。

ゲームや本格的な編集ソフトを利用する

Chromebookは基本的にスペックの高いパソコンではありません。そのため、ゲームや編集ソフトなど処理の重い作業をする場合あまり適していません。

Chromebookの選び方

Chromebook選びで重要なのが基本スペックです。CPUはパソコンの処理全般を担当する重要な部品で、高性能になるほど作業がはかどります。IntelのCPUが主流で価格を重視したい場合は廉価版のCeleron、性能を重視したい場合はCore i5を選ぶのがおすすめです。

メモリは作業空間の広さを決める部品で、容量が増えるほど複数のアプリを使用してマルチタスクを行う場合でも快適さを維持できます。画像編集など重めの作業にも使いたい場合は、最低でも8GB以上を選ぶのがおすすめです。4GBだと複数のソフトを立ち上げた場合などに処理がパンクしてしまう可能性もあります。

Chromebookではデータ管理は主にGoogleドライブを使用するため、WindowsやMacほどの容量は必要なく、通常使用であれば16GBでも足りるかと思います。ただしオフラインでも使うことが多い場合は32GB以上がおすすめです。

パソコンの不具合にはパソコン修理EXPRESSがおすすめ

Chromebookは利便性が高く、コストパフォーマンスが高いです。今までWindowsやMacを使っていた方も、今後Chromebookに乗り換える価値はあるかと思います。比較的安価で処理速度の早いパソコンを購入できるはずです。

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