Macbookがフリーズする原因は?強制終了やその他の対策
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。
Macbookがフリーズする理由
Macbookがフリーズする主な理由は、高い負荷がかかる作業を行っていることや、アプリケーションを開いていることです。Macbookだけでなくパソコン全般に言えることですが、負荷が重すぎるとフリーズにつながります。
他にも、確率としては低いかもしれませんが内蔵ハードディスクに不具合や故障が起きたり、アプリの互換性の問題からフリーズすることもあります。
Macbookを強制終了する前にやるべきこと
Macbookがフリーズしたら、すぐに強制終了したくなるかもしれません。実際強制終了すれば問題は解決するのですが、強制終了は最終手段です。強制終了を繰り返すとMacbookに物理的な負担がかかり、また次回起動時にトラブルが発生しやすくなります。
そのため、強制終了する前に待ってみたりアプリ単位で終了してみたりするのがおすすめです。強制終了するよりも時間的に早いというメリットもあります。詳しくは後述します。
MacbookがフリーズしたときのNG対処法
MacbookがフリーズしたときにやってはいけないNG対処法はいくつかありますが、代表的なものは以下です。
・とにかくクリック連打
どちらもやってしまいがちなNG対処法かと思います。強制終了については上述の通りで、パソコンに負担がかかるうえに再起動したのちにトラブルが生じる可能性があるからです。
とにかくクリック連打は、フリーズしたことにいら立ってやってしまいがちなNG対処法でしょう。しかしフリーズした原因によっては、処理がパンクしているところにさらに処理を追加しているような状況になってしまいます。タスクがたまってかえってフリーズ時間を延ばすことになるので、フリーズしていら立つ気持ちがあってもクリック連打はやめた方が良いです。
Macbookがフリーズしたときの対処法
Macbookがフリーズしたときは、いきなり再起動したりクリックを連打するのはNGということでした。では具体的にどうすべきなのかご紹介していきます。対処法の順番は決まっているわけではありませんが、多くの場合におすすめの順番でご紹介します。
ただし明確に原因がわかっている場合などは、これからご紹介する順番ではなくピンポイントで対処してください。
スリープにして待つ
Macbookがフリーズする原因の多くは、処理が溜まって消化できていないからです。そんなときは、スリープして待ってあげると直ることも多々あります。早く解決したい気持ちはあるかもしれませんが、まずは数分待ってみることをおすすめします。
スリープにする方法は、Macbookであれば液晶部分を閉じれば良いですが、他にも方法はあるので後ほどご紹介します。ランプが消えたらスリープモードに入ったということなので、このまましばらく待ちます。これでフリーズが直れば良いですが、直らないこともあります。直らない場合は次の対策を行います。
Macbookをスリープにする方法は以下のいずれかです。
2.ディスプレイを閉じる
3.「Option+Command+メディア取り出しキー」を押す
またスリープを解除するには以下の方法があります。
2.ディスプレイを開く
アプリを強制終了する
アプリによっては、明確にフリーズしているのがわかるものもあります。明らかにフリーズの原因がアプリにある場合、アプリをピンポイントで強制終了すれば問題ありません。ただし、アプリを強制終了するとアプリ内で保存していないデータがなくなります。
アプリ内のデータがなくなると困る場合は、上でご紹介した通りスリープにして待ってみるのがおすすめです。アプリを強制終了する方法は以下です。
Macbookを再起動する
Macbook自体を再起動すれば、フリーズが直ります。アプリなどがフリーズしていて終了できない場合も、強制的に再起動することが可能です。簡単かつすぐに終わる方法ではありますが、アプリなどを開いたまま再起動するとパソコンに負担がかかるうえに再起動時にトラブルが生じる可能性もあります。
Macbookの再起動方法には以下のような方法があります。
2.optionを押しながらアップルメニューをクリックし、「再起動」をクリック
3.「control + 電源ボタン」 → 「再起動」をクリック
4.Alfredを起動させ、「restart(return)」と入力
5.ターミナルを起動させ、「sudo reboot」と入力
Macbook本体を強制終了する
Macbookの再起動もできない場合、本体を強制終了することになります。基本的な強制終了の方法は簡単で、電源ボタンの長押しです。他の強制終了の方法もあるので、それについては後述します。簡単なのでフリーズしたらすぐに強制終了したくなりますが、強制終了は最終手段です。Macbook本体への負担が大きく、次に起動した際にトラブルが生じる可能性も高くなります。
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パソコン修理のサポート内容を見るMacbookを強制終了する方法
Macbookを強制終了する方法は複数あります。上では再起動やアプリ単体での強制終了についてご説明しましたが、実際は待っていてもフリーズは直らない、フリーズしているので再起動やアプリの強制終了ができない、といったことも少なくありません。
そのため、最終手段である強制終了を使わざるを得ないこともあるでしょう。強制終了の方法は複数あるのですが、基本的にはどの方法で強制終了しても同じです。
Macbook本体の一般的な強制終了方法
Macbookのもっともポピュラーな強制終了方法は、電源ボタンの長押しです。Macbookに限らず、パソコンの強制終了と言えば電源ボタン長押しが一般的かと思います。電源ボタンの長押しで強制終了をしても良いのですが、Macbookは他の方法でも強制終了が可能です。
Touch Barが搭載されている場合の強制終了方法
Macbookの中には、Touch Barが搭載されているものもあります。Touch Barが搭載されている場合、右上の指紋認証ボタンを長押しすれば強制終了します。指紋認証ボタンはTouch Barが搭載されていないモデルの電源ボタンに該当するので、結局のところ電源ボタン長押しと同じです。
ショートカットキーを使う強制終了方法
Macbookはショートカットキーで強制終了することもできます。Macbookの強制終了のショートカットキーは「Control +Option +Cmd+ 電源ボタン」です。電源ボタンだけを長押ししても問題ありませんが、ショートカットキーも覚えておくと微妙に時間短縮できるかもしれません。
直接電源をオフにする方法
直接電源をオフにするとは、充電を使い切る、もしくはバッテリーを直接抜くことで電源をオフにする方法です。かなり強引な方法なので、できれば避けた方が良いでしょう。保存していないデータがなくなるのはもちろん、ハードドライブのファイルなどが破損する可能性もあります。
直接電源をオフにする方法を使うのは、強制終了が使えない場合のみです。スリープにしても解決しなかったり、アプリを落とせないことはあるかもしれませんが、電源ボタン長押しで強制終了ができないことは稀でしょう。そのため、直接電源をオフにすることはほとんどないはずです。
少なくとも、電源ボタンの長押しなどをせずにいきなりバッテリーを抜くようなことはしない方が良いです。
アプリを強制終了する方法
Macbookがフリーズしたときに、原因が特定のアプリならそのアプリを強制終了すれば良いと解説しました。Macbook自体を強制終了するよりもパソコンの負担が少なく、問題解決の時間も速いです。アプリを強制終了する方法は複数あるので、ご紹介します。
一般的なアプリの強制終了方法
画面左上の「Appleメニュー」を使用するのがもっとも一般的なアプリの強制終了方法でしょう。リンゴのマークをクリックすると、メニューが表示されます。「強制終了」をクリックすると「アプリケーションの強制終了」というウィンドウが表示されます。
ウィンドウの中から強制終了するアプリを選択し、「強制終了」ボタンを押します。
ショートカットキーを使った強制終了方法
ショートカットキーを使ってアプリを強制終了することができます。ショートカットキーは「command + option + esc」です。このショートカットキーを押すと、「アプリケーションの強制終了」というウィンドウが表示されます。
ウィンドウの中から強制終了するアプリを選択し、「強制終了」というボタンを押せば強制終了できます。
Dockから強制終了する方法
Dockは下に表示されているバーです。Dockには今開いているアプリが表示されています。強制終了したいアプリを右クリックすると吹き出しが表示されます。しかしこの吹き出しには強制終了の選択肢がないので、「option」キーを押します。吹き出しの内容が変わるので、強制終了を選択します。
アクティビティモニタを使う方法
アクティビティモニタを使えば、どのアプリがどれだけCPUを圧迫しているかなどがわかります。そして、アクティビティモニタからアプリを強制終了することができます。流れは以下です。
Finderの「アプリケーション」 → 「ユーティリティ」 → 「アクティビティモニタ」を起動します。
上記の流れで「アクティビティモニタ」ウィンドウが表示されるので、処理の重いアプリがわかります。強制終了したいアプリを選択し、左上の「×」ボタンをクリックします。「このプロセスを終了してもよろしいですか?」というポップアップが表示され、「強制終了」をクリックします。
ターミナルを使う方法
ターミナルを使ってアプリを強制終了することもできます。最初のユーティリティまではアクティビティモニタを使う場合と同じです。
Finderの「アプリケーション」 → 「ユーティリティ」 → 「ターミナル」を起動します。
ターミナルウィンドウに「top」と入力してエンターキーを押すと、現在稼働しているアプリとCPUをどれだけ使っているかなどが表示されます。ターミナルに表示される内容はアクティビティモニタで見るものとほぼ同じです。
ターミナルウィンドウの一番左の列のPIDを「kill」というコマンドで指定するとPIDに対応するアプリを強制終了できます。まず「q」を押してターミナル上で改行し、「kill 〇〇〇〇〇」のようにPIDを入力してエンターキーを押せば実行できます。
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パソコン修理のサポート内容を見るMacbookが頻繁にフリーズするときの対策
Macbookが頻繁にフリーズする場合、その場だけの対策では事足りなくなります。頻繁にフリーズする場合は、その場の対策よりは少し手間がかかるのですが長期的な対策を講じるべきでしょう。具体的にどのような対策をすれば良いのかご紹介します。
セーフモードで起動して検査
パソコンにはセーフモードという機能があります。セーフモードはシステムが起動するための最小限のファイルのみを読み込んで起動するものです。セーフモードの起動方法は簡単で、パソコンを起動する際に「Shift」キーを押しっぱなしにすることです。
セーフモードで起動すると「First Aid」という修復機能が自動的に起動し、問題を検査し、必要であれば修復してくれます。
起動ディスクを修復する
First Aidを使用して不具合が解消されれば良いですが、解消されない場合は「MacOS復元」という機能を使うと良いです。MacOS復元はMacに内蔵されている復元システムです。MacOSを起動する方法は、Macbookの電源を入れた直後に「command + R」を押し続けます。
MacOS復元からの修復には4つの選択肢があり、以下です。
・MacOSを再インストールする
・ヘルプ情報をオンラインで取得する
・ハードディスクを修復または消去する
まずは、「Time Machineから復元する」を使うのがおすすめです。Time Machineは名前の通り時間を戻す機能で、指定した日付にMacbookの状態を復元します。長らくフリーズが続いている場合や、Time Machineから復元しても問題が解決しない場合はMacOSを再インストールする必要があるかもしれません。
ただしOSを再インストールすると内部のデータの大部分が失われます。バックアップが取れるのであれば、当然取っておいた方が良いです。フリーズしていてバックアップを取れない場合、パソコン修理EXPRESSにお任せください。
パソコン修理EXPRESSでは専用の機器で外部からMacbook内部のバックアップを取得することが可能です。
SMCをリセット
SMCはシステム管理コントローラと言われるものです。Mac内部でバッテリーの制御や冷却ファンの熱管理などを行っています。SMCに異常があるとフリーズしやすく、このSMCをリセットすることによって問題が解消することもあります。
SMCのリセットは、電源が入っていない状態で電源ボタンを10秒間長押しするだけです。長押しした後に電源ボタンを押して電源を付けると、SMCがリセットされた状態で起動します。ただしSMCのリセットは推奨されているものではなく、上述したような方法を試しても不具合が解消しない場合限定の方法です。
PRAMをクリア
PRAMとは、Macの内部で音量や画面解像度などの起動時に必要な情報を記憶しておく場所です。PRAMに保存されたデータが破損するとフリーズが発生しやすくなるので、PRAMのデータをクリアすることによって問題を解消できる場合があります。
PRAMをクリアする方法は、「option + command + P + R」を20ほど長押しです。またPRAMというのは一般的な名称で、Macbookの場合はNVRAMという部品になっています。
ハードウェアの問題をチェック
ソフトウェアの対処法をいろいろ試しても問題が解決しない場合、ハードウェアの原因も考えられます。特に長期間使用しているハードウェアの場合は物理的に劣化している場合もあるでしょう。ハードウェアの点検は難しそうですが、Macでは本体の問題を検出するソフトが搭載されています。
「Apple Diagnostics(Apple Hardware Test)」という機能で、Mac本体のメモリやドライブなどハードウェアに問題がないか確認できます。ハードウェアに問題が発生している場合、慣れている人でないと対処は難しいでしょう。業者に修理依頼するか、買い替えを検討しても良いかもしれません。
Apple Diagnostics(Apple Hardware Test)の使い方は以下です。
2.Macの電源を入れ、「D」キー長押し。(インターネットに接続できる場合は「option+D」)
3.言語の選択画面が出たらキーを離し、言語を選択。
4.検査が自動実行され、検査結果が表示される。
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パソコン修理のサポート内容を見るまとめ
Macbookがフリーズしたら、まずはスリープ状態にして少し待ってみる、原因となっているアプリがわかっているならアプリを終了する、という方法が有効です。それでも問題が解決しない場合、Macbook本体を強制終了すると良いでしょう。
また頻繁にMacbookがフリーズする場合、その都度対処するのは面倒です。そのため、そもそもフリーズしないように対策する必要があります。ソフトウェアの対策で問題解決すれば良いですが、それでもフリーズが直らない場合はハードウェアに原因がある可能性も考えられます。
ハードウェアの点検をして問題が検出された場合は、パソコン修理EXPRESSにお任せください。パソコン修理EXPRESSは、メーカー問わずすべてのパソコントラブルに対応しています。最短で即日の駆けつけ、修理対応が可能です。
作業前にお見積りをご提示するので、不当な料金を請求することはありません。
ご自身での解決が難しいと判断した場合は、ぜひパソコン修理のプロにぜひご相談ください。
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