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動作・起動系トラブル

Windowsアップデート後の不具合について対処法とともに分かりやすく解説

更新日:2024年03月28日
Windowsアップデート後の不具合について対処法とともに分かりやすく解説
Windowsは定期的にWindows updateと呼ばれる更新プログラムをユーザーに提供しており、ユーザーはその更新プログラムによりWindowsをアップデートします。本来であればWindowsの不具合を解消するためのプログラムですが、まれにアップデートにより新たな不具合が発生することがあります。
この記事ではそんな時の対処法を簡単に解説いたします。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、パソコン修理関連会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

大きな更新の直後は不具合が発生することは多くあります。
もしどうしようもなければひとつ前のバージョンのWindowsにダウングレードしましょう。

Windowsアップデート後はまれに不具合が発生する

Windowsは脆弱性や不具合の解消のため定期的に更新プログラム(アップデート)が提供されます。
更新プログラムはMicrosoftでリリース前にテストを行い問題無いことを確認してからユーザーに提供されているものの、まれにパソコンが起動しなくなったり、電源が入らなくなったりという不具合が発生することがあります。
主に以下のような症状例があります。

  • パソコンが起動しない、電源が入らない
  • 画面が青い画面(ブルースクリーン)になる
  • そもそもアップデートが終わらない

Windows自身やその他のアプリに問題がある場合は、通常なら数週間~数か月以内にそれを修正する更新プログラムが配布されます。
一応現在も不自由なくパソコンを使えているのなら、そのプログラムの配布を待つのもひとつの案です。

大きな更新に合わせて、プリンターのドライバーなどを利用者が自分で更新しなければならない場合もありますのでパソコンや周辺機器、アプリのメーカーのWebサイトに関連情報が無いかを確認してみましょう。

もしプログラムの配布を待てない場合は、以下の対処法を試してみましょう。

パソコンを強制終了し、放電を行う

パソコンが起動しないのはアップデートに時間がかかっていることが原因である可能性があります。
アクセスランプという、ハードディスクやDVDなどが読み書きをしている状態を表すランプが点灯、点滅している場合はアップデート中である可能性がありますのでもう少し待ってみましょう。
もしアクセスランプが消えたり、点滅の間隔が長かったりするにも関わらず起動しない場合はアップデートが途中で止まっている可能性がありますので、パソコンを強制終了させる必要があります。

お持ちのパソコンにアクセスランプが見当たらない場合は、アップデートにどのくらい時間がかかっているかを確認してください。
おおよそ24時間経ってもパソコンが起動しない場合は強制終了を行うことをおすすめします。

強制終了をした後はパソコンに接続されている電源ケーブルなどをすべて取り外し、放電を行ってください。
1~5分ほど放電を行ったら再度ケーブルを接続し直し、電源を入れてみましょう。

しかしこの方法はリスクも伴います。
不安な場合はメーカーやパソコン修理業者への修理依頼を検討した方が良いでしょう。

セーフモードを使用しWindowsを修復する

アップデート後に起動しない場合は、セーフモードというパソコンにトラブルが発生したときのための診断用起動モードを使用してWindowsの修復を試してみるのも一つの手です。

セーフモードを使用するときは以下の手順を参考に行ってください。

  1. 2回以上続けてパソコンを強制終了する。
  2. 「自動修復を準備しています」などの待機画面が表示されるので、しばらく待つ
  3. 自動修復が無事開始されたら、「PCを診断中」という文字が表示される
  4. 自動修復の画面が表示されたら「詳細オプション」→「詳しい修復オプションを表示する」の順に進む
  5. トラブルシューティングから「詳細オプション」をクリック
  6. スタートアップ設定から「再起動」をクリック
  7. 再起動後、スタートアップ設定で「セーフモードを有効にする」もしくは「セーフモードとネットワークを有効にする」を選択

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どうしようも無ければひとつ前バージョンに戻す

各対処法でもどうにもならない場合、パソコンを更新前の状態に戻しましょう。
更新後10日以内で、必要なデータが残っていれば「設定」アプリの「更新とセキュリティ」→「回復」で「前のバージョンのWindowsに戻す」を試せます。
ただし、一部のアプリを再インストールする必要があったり、データが失われたりする可能性もありますので注意が必要です。

なお、更新から10日が経過するか、ハードディスクの空きを増やすために以前のデータを削除してしまった場合は、前のバージョンに戻せません。

また、一部の更新は、コントロールパネルの「プログラム」→「インストールされた更新プログラムを表示」から「インストール日」が新しいものを選んで削除できる場合もあります。

専門の業者に依頼するのが一番安全かつ確実

対処法の中にはリスクを伴う方法もあります。
リスクを負いたくない、確実にパソコンを直したいという場合はパソコン専門の修理業者に依頼するのが確実でしょう。

もしアップデート後のパソコンの不具合でお困りの場合は、パソコン修理EXPRESSにお任せください。
年中無休で全国各地のパソコン修理を受け付けており、最短即日から修理対応にあたるのでお急ぎの方も安心です。
店舗持ち込み修理のほか、ご自宅や会社までお伺いする駆けつけ修理や宅配修理のサービスもご用意しております。
もし修理が必要となった場合も作業前に必ずお見積りをご提示し、お客様にご了承いただいてから修理作業にあたるので不当な料金を請求されることがありません。

もしパソコントラブルでお困りの場合は、フリーダイヤルよりお気軽にご相談ください。

Windowsアップデート後の不具合に関する事例

パソコン修理EXPRESSでもお客様からWindowsアップデート後にパソコンが動作不良を起こしているというご相談をいただくことがあります。
症状は様々ありますが、今回はその事例の中からいくつかを抜粋してご紹介します。

トラブル事例1

起動時にスタートアップ修復を勧める画面が出てくるとのことで、Windowsアップデートが原因かもしれないとご相談をいただきました。
診断させていただいたところ、システムの破損しており起動できない状態であることが判明。

データを保護しながらシステム修復を行い、通常起動ができる状態に復旧しました。

修理事例の詳細は以下ページをご確認ください。

修理事例:京都府京都市西京区 デスクトップパソコンが起動しない/DELL(デル) Windows 7

トラブル事例2

修復画面から先に進めず、とうとう画面が停止してしまったので強制終了をしたところWindowsアップデートに関するトラブルが発生したというご相談です。
OSが正常に起動しない状態だったので、原因となっているシステムファイルとOSを修復し、正常に動作することを確認しました。

修理事例の詳細は以下ページをご確認ください。

修理事例:福岡県大野城市 ノートパソコンが起動しない/東芝 Windows 10

トラブル事例3

こちらはWindowsアップデートの影響でUSBの無線マウスが認識されなくなったという事例です。
アップデートの不具合による動作不良が原因となっていましたので、原因となる該当ファイルを削除したところ、再起動後に無事マウスが認識されるようになりました。

再発防止として、該当のWindowsアップデートが適応されないよう非表示に設定しています。

修理事例の詳細は以下ページをご確認ください。

修理事例:東京都武蔵野市 ノートパソコンの無線マウスが動かない/東芝 Windows 10

Windowsアップデートは定期的に提供されるため、Windowsパソコンを使用している人は誰もがアップデート後の不具合に見舞われる可能性があります。
自分ではなかなか原因に気づけないこともあるので、お困りの際はお気軽にパソコン修理EXPRESSにご相談ください。

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