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【Windows】パソコンでパスワードを忘れた時の対処法4選

更新日:2024年07月25日
【Windows】パソコンでパスワードを忘れた時の対処法4選
Windowsパソコンでパスワードを忘れてしまい、ログインできずに困った経験はありませんか?そこでWindowsパソコンのパスワードを忘れてしまった方必見、パスワードを忘れたときの対処法や忘れないようにするための方法についてご紹介していきます。
監修者:西村 敏正
西村 敏正
NPO法人ⅠT整備士協会 理事
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
2005年4月、パソコン修理関連会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。

長い間パソコンを使わず、いざパソコンを使おうとした時にパスワードを忘れてしまっていてパソコンが開けなくなってしまったという経験は誰しもあるのではないでしょうか?
この記事ではwindowsのパスワードを忘れてしまった場合の対処法についてご紹介していきます。

アカウントの種類によって異なる対処法


Windowsパソコンのパスワードを忘れたといっても、どのアカウントの種類のパスワードを忘れたのかによってその後の必要な対応が異なります。
アカウントの種類によっての対処法について説明していきます。

Windowsアカウントの種類

Windowsアカウントの種類としてはMicrosoftアカウントローカルアカウント家族アカウントの3種類があります。
この3種類の特徴についてそれぞれ説明していきます。

■Microsoftアカウント

Microsoftアカウントは多くのMicrosoftデバイスやサービスにアクセスするために使用するアカウントのことです。
特徴としては一つのアカウントで複数のパソコンにログイン可能で、個人設定をネットワーク経由で同期できます。

■ローカルアカウント

ローカルアカウントはパソコン固有のアカウントを指します。
つまりMicrosoftアカウントと異なり、パソコン毎にアカウントを作成する必要があるため複数のパソコンからは基本ログインできません。
また、1台のパソコンに対して複数のアカウントを作ることは可能です。

■家族アカウント

家族アカウントとは1台のパソコンを家族で共有するアカウントを指します。
「アプリ」「ゲーム」「アクセスできるコンテンツ」に制限をかけることができるため、小さいお子さんがいる家庭は、家族アカウントを活用することに適しています。

Windowsパソコンのパスワードを忘れた時の対処法とは?

ここまではWindowsアカウント3種類の特徴について説明しました。
では、Windowsパソコンのパスワードを忘れてしまった場合の対処法はあるでしょうか?
次にWindowsパソコンのパスワードを忘れてしまった時の対処法について4パターンご紹介していきます。

Microsoftアカウントなら別の端末を利用

Microsoftアカウントでパスワードを忘れてしまった場合は、別の端末を利用し管理者アカウントのパスワード変更を行いましょう。

管理者アカウントのパスワード変更手順
管理者アカウントのパスワードは以下手順に沿っておこないましょう。

1.「スタート」ボタンをクリックします
2.「Windowsシステムツール」をクリックします
3.「コントロールパネル」をクリックします
4.「ユーザーアカウント」をクリックします
5.「別のアカウントの管理」をクリックします
6.変更したいアカウントをクリックします
7.「アカウントの変更」画面から「パスワードの変更」をクリックします
8.新しいパスワードを入力します
9.確認メッセージを確認の上「パスワードの変更」ボタンをクリックします

ローカルアカウントは管理者に頼む

ローカルアカウントでパスワードを忘れてしまった場合、残念ながら自身でパスワードをリセットできません。
管理者アカウントを保有している人に対応してもらいましょう。
管理者アカウントによってパソコンにログイン後、パスワードが変更可能となります。

パスワードリセットディスクでログインする

パスワードのリセット可能な機能もあります。それがパスワードリセットディスクです。
Windowsの新しいパスワードを作ることで、再ログインが可能です。
なお、パソコンの管理者アカウントのパスワードがわからない場合、加えてリセットディスクもない場合はWindowsを再インストールする必要があります。
また、この方法でのログインはUSBメモリーが必須です。
では、パスワードリセットディスク作成方法について説明していきます。

1.「スタート」ボタンをクリックします
2.「Windowsシステムツール」をクリックします
3.「コントロールパネル」をクリックします
4.「ユーザーアカウント」をクリックします
5.USBメモリーをパソコン接続します
6.「パスワードリセットディスクの作成」をクリックします
7.パスワードリセットディスクの作成ウィザードが表示されたら「次へ」をクリックします
8.「次のドライブにパスワードキーディスクを作成する」をクリックし、保存先を決定して「次へ」をクリックします
9.現在使用しているパスワードを入力し、「次へ」をクリックします
10.「パスワードリセットディスクの作成」画面が表示、次いで「進行状況:100%完了」と表示されたら「次へ」をクリックします
11.「パスワードディスクの作成ウィザードの完了」と画面に表示されたら「完了」をクリックします

パスワードリセットディスクの作成方法は以上となります。
ただし、注意しなければならないのはパスワードを忘れる前に準備しておかなければ使用できませんので、今のうちに設定しておきましょう。

次にパスワードリセットディスクはどのように使用すればいいのでしょうか。
使用方法は以下の手順です。

1.起動時に自分のユーザーアカウントをクリックし、パスワード入力欄の右側「→」をクリックします
2.「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示されますので、「OK」をクリックします
3.USBメモリー(リセット用ディスク)をパソコンに接続します
4.「パスワードのリセット」をクリックします
5.「代わりにパスワードリセットディスクを使用する」をクリックします
6.「パスワードのリセットウィザード」が表示されるので「次へ」をクリックします
7.「パスワードキーディスクがあるドライブ」を選択し、「次へ」をクリックします
8.「新しいパスワード」と「パスワードの確認入力」欄に新しいパスワードを入力し、「次へ」をクリックします
9.完了画面が表示されたら「完了」ボタンをクリックします

パスワードリセットディスクの使用方法は以上となります。

パスワードの解析を行う

パスワード解析ソフトをダウンロードし、パスワード解析を行う方法もあります。
パスワード解析ソフトとはパスワードを忘れてしまったときに使う目的で作成されたソフトのことです。
解析方法は基本的には総当たり式となっていますので、パスワードが長ければ長いほど解析時間が長くなります。
そのため中々解析できない事象も発生します。必ずパスワードが解析できるというわけではないので注意しましょう。

また解析ソフトは様々な種類がありますが、安易に全て信用するのは避けた方がいいです。
というのもインターネット上にあるパスワード解析ソフトの中には作成者が不明でパソコンの推奨環境もわからないものが含まれているからです。
ダウンロードしてトラブルが起きてもパスワード解析ソフト作成者は責任をとってくれませんので、作成元が確定しているものに限定して使用しましょう。

パスワードを忘れた時にやってはいけないこと

パスワードを忘れた時にやってはいけないことはなんでしょうか?
ここではパスワードを忘れた時にやってはいけないことを2つ挙げます。

フリーソフトの利用

インターネット上にはパスワードを解析したりパスワードを削除したりするのに使用できるフリーソフトが紹介されています。
安易に使用するのは絶対に避けましょう。
作成者が不明でパソコンの推奨環境もわからないものが含まれているため、ダウンロードしてトラブルが起きても、作成者は責任をとってくれません。
必ず作成元が確定しているものに限定して使用しましょう。
またフリーソフトを使用したからといってパスワードが必ず解析できるとは限らないのであまり期待しないようにしましょう。

パスワードリセットをすぐに行うこと

パスワードをすぐにリセットするとその場の思いつきや勢いで変えてしまうこともしばしあるかと思います。
そういった時には注意が必要でCaps Lockがかかっていて大文字と小文字が入れ替わっていることに気づかないこともあります。
またNum Lockがかかっており数字が入力されていないことに気づかずにパスワード設定してしまうこともしばしあります。
Caps LockやNum Lockがかかってないことを確認し、落ち着いてパスワード変更をおこないましょう。

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パソコンのパスワードを忘れてしまう原因とは

パスワード忘れてしまう原因というのはどういったものがあるでしょうか。
大きく分けると以下の4点が挙げられます。

1)中古パソコンで前の所有者のパスワードが残っていた
フリマ等で中古購入したパソコンに前の所有者のパスワードが残っていることもあります。
購入の際は必ず以前使用していた人のパスワードが残っていないかを確認してから購入しましょう。

2)長期間パソコンを使用しなかった
この原因でパスワードを忘れてしまった方が多いかと思います。
今はパソコンを使わずともスマートフォンでなんでも調べられる時代です。
そうはいってもたまに発生するスマートフォン端末に負担が大きい高度な作業というのはパソコンが必要不可欠で、そんな時にいざ使おうとしたらパスワードを忘れてしまっていることがあります。
またスマートフォンとは違い、指紋認証や顔認証でパスワードが開くというのはパソコンではまだ主流になっているわけではありませんので、パスワードを覚えておく必要があります。

3)設定したパスワードが長く、覚えられない
パスワードを長くすればするほど自分の頭で覚えておく文字数も多くなりますので、セキュリティ対策としては向いていても記憶するには不向きです。
長いパスワードを設定するときは長期間記憶に残っているエピソード等に関連付けて設定しましょう。

4)不正アクセスでパスワードが変えられた
不正アクセスによる被害も増加しており、いつ自分は被害者になってもおかしくありません。万が一不正アクセスされたら冷静に対応策を講じましょう。

パソコンのパスワードを忘れないようにする対策

パソコンのパスワードを忘れないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは3つの方法について説明していきます。

パスワード管理ツールの利用

今までのパスワードの管理方法は頭で覚えておくか、付箋やメモ帳にパスワードを書いておくのが普通でした。
パスワード管理ツールというのは特に付箋やメモ帳に書くといったセキュリティが低い管理をデジタル化したものを指します。
単純にIDとパスワードを保管するだけでなく、その情報が必要となったときに自動で入力してくれる機能があるのも大きな特徴です。
用途としてはメールの送受信、オンラインショッピング、銀行の手続きや請求書の支払いなどに必要なすべてのパスワードを記録してくれますので、自分で覚える必要はなくなります。
パスワード管理ツールは色々な種類がありますので自分の要望に沿ったツールを選びましょう。
しかし管理者ツールに関しても安易に信用するのはやめましょう。
作成者が不明でパソコンの推奨環境もわからないものは避け、作成元が確定しているものに限定して使用しましょう。

Excelに記録してパスワードでロックする

複数のパスワードを管理するにはExcelに記録してパスワードロックすることも有効です。
やり方はシンプルで、ExcelのセルにID、パスワードを記載しExcelファイル自体にパスワードを設定するだけです。
このやり方のメリットはExcelファイル自体にパスワードロックをかけることで、実質1つのパスワードのみで複数のパスワードの管理が可能になります。
もちろんExcelのパスワードを忘れたり、他人にExcelファイルの存在がバレたりしないように注意が必要です。

紙のメモを厳重に保管する

パスワード管理ツールやExcelファイルを用いたパスワード管理方法について紹介してきましたが、やり方がわからないなどの意見もあると思います。
そういった方には原点に戻り、紙にパスワードを書き残しておくことも一つの手法です。
データで保存することのデメリットとしては何かしらの影響でデータが消えて復元できなかった場合、パスワードがわからなくなってしまいます。
一方、紙で保存している場合は捨てさえしなければ必要な時に紙を見てパスワードを使用することができます。
そういった点では紙での保存の方が優れているといえるでしょう。
書くのはパスワードではなく、パスワードのヒントになる単語を書いておけば自分自身しか読解できなくなりますのでそれも一つの手法です。
もちろんパスワードを書いた紙は誰にも見られないような場所に厳重に保管しなければなりません。
しかし、紙をどこに保管したか忘れてしまっては本末転倒なので保管した場所はしっかり覚えておいてください。

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どうしてもパスワード思い出せないならパソコン修理業者への依頼がおすすめ

どうしてもパスワードを思い出せず、自分で何とかしようと色々パソコンを操作しようと考えている方も多いはずです。
しかしそれは逆に故障リスクを高め、データ破損に繋がる危険性があるのであまりおすすめできません。
どうしてもパスワードが思い出せないときは業者に依頼することを検討した方がいいでしょう。

「パソコン修理EXPRESS」では、皆さんのパソコントラブルのお悩みに応えるべく、さまざまな対応を行っています。

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最短で即日の対応が可能なので、特にお急ぎの方にはありがたいのではないでしょうか。
どのようなパソコンの症状で対応してくれるのか?料金はいくらくらいなのか?など色々気になると思います。
年中無休で9~21時の間で相談可能なので、一度お気軽にご相談ください。

Windowsパソコンのパスワードを忘れたときの対処法やパスワードを忘れない方法についてご紹介してきました。
パスワードを忘れてしまい、どうしても思い出せない場合は自分で操作するのではなく、パソコン修理業者に頼むことを検討しましょう。
パソコン修理をお考えの方は「パソコン修理EXPRESS」にぜひご相談ください。

パスワード関連のトラブルに関する修理事例

パソコン修理EXPRESSではパソコンにまつわる様々なご相談を頂いており、その中にはパスワードを忘れてしまったというご相談も少なくありません。
そこで、実際にあった修理事例を一部ではありますがご紹介します。

パスワード解除事例1

パスワードが分からずにお困りのお客様からのご相談で、お話を伺ったところ、5年ぶりくらいにパソコンを使おうとしたけどパスワードを忘れたとのことでした。

そこで、特殊なソフトを使用しパスワードを解除、正常にログインできることをご確認頂きました

また、Windows 7を使用していたため、念のため買い替えをおすすめしております。

修理事例の詳細についてはこちらのページをご確認ください。

修理事例:東京都中野区 ノートパソコンがログインできない/DELL(デル) Windows 7

パスワード解除事例2

こちらもパスワードを忘れてしまいログインできなくなってしまった際の事例です。

パスワード解除後、ご希望のパスワードを設定し、正常にログインできることを確認。

その後、ウイルス対策ソフトの販売・インストールを行いました

修理事例の詳細は以下のページをご確認ください。

修理事例:広島県広島市安佐南区 デスクトップパソコンがログインできない/DELL(デル) Windows 10

パスワード解除事例3

こちらもパスワードを忘れてしまいログインできなくなってしまった際の事例で、お話ではパスワードがわからなくなってしまったとのことです。

そのためパスワード解除後、パスワード認証なしでサインインできるように設定しました。

また、その後システムクリーンアップとセキュリティーソフトのインストールも行いました。

事例の詳細に関してはこちらのページをご確認ください。

修理事例:兵庫県神戸市灘区 デスクトップパソコンにログインできない/DELL(デル) Windows 10

このようにパスワードを忘れてしまいお困りのお客様からのご相談も少なくありません。
同じようにパスワードでお悩みの方はいつでもお気軽にご相談ください。

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